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事務作業をパッと終わらせて、心に『ひだまり』のようなゆとりを。
実習期間の後半、指導担当の保育士にのしかかる最大の山場が「責任実習(1日実習)」の指導案チェックです。
「活動内容を盛り込みすぎて、絶対時間が足りない……」
「子どもの予想される姿に対して、配慮が『見守る』ばかりで具体性がない」
「何度ダメ出ししても、どこをどう直せばいいか伝わっていなくて、またやり直し……」
気がつけば、実習生の指導案を直すために、貴重な事務時間がすべて消えてしまっている……なんてこと、ありませんか?
実習生に何度も書き直させるのは、お互いに精神的にも時間的にも大きな負担です。
今回は、20年の現場経験から編み出した、実習生の指導案を一発で「現場で使えるレベル」に引き上げる、3つの具体的な指導ポイントをご紹介します!
「時間設定」ではなく「活動の移行(つなぎ)」を見せる
実習生の指導案で一番多い失敗が、「10:00 主活動」「11:00 片付け・排泄」と、時間だけが綺麗に区切られているパターンです。
赤入れのポイント
実際の現場は、時間通りには動きません。「主活動から片付けに移るとき、早く終わった子と、まだやりたい子にどう声をかける?」という、活動と活動の「つなぎ(移行)」の動きを具体的に書かせましょう。
指導の一言
「時間は目安でいいよ。それよりも、全員が一斉に動けないとき、保育者はどこに立って、どう援助するかをイメージしてみてね」と伝えると、指導案の質がガラリと変わります。
「見守る」を具体的な「言葉がけ・環境」に言い換えさせる
実習生が書く【保育者の配慮・援助】欄は、驚くほど「見守る」「声をかける」という抽象的な言葉で埋め尽くされがちです。
赤入れのポイント
「どうやって見守る?」「なんて声をかける?」を徹底的に具体化させます。
指導の工夫
「『玩具を大切に使うよう見守る』じゃなくて、『玩具の置き場所がわかるように、カゴにイラストを貼っておく』『投げそうになった子には、〇〇と言葉で伝える』という風に、【環境の準備】と【具体的な言葉がけ】に書き直してみて」とアドバイスします。これだけで、実習生自身が「当日の自分の動き」をリアルにイメージできるようになります。
最も重要な「予想される子どもの姿(トラブル)」を想定させる
実習生の指導案は「子どもがみんな、自分の指示通りに楽しく遊んでいる」という理想論で書かれがちです。
しかし、実際の責任実習では、指示が通らなかったり、子どもが飽きて暴れたり、きょうだい喧嘩のようなトラブルが起きたりしてクラスが荒れるのが現実です。
赤入れのポイント
「やりたくないって言う子がいたらどうする?」
「玩具の取り合いになったらどう仲裁する?」
という、ネガティブな「予想される子どもの姿」をあえて3パターンほど書かせます。
指導のメリット
事前にトラブルの対処法を指導案に書かせておくことで、当日ハプニングが起きても実習生がパニックにならず、担任である先生が急に割り込んで主導権を奪う必要もなくなります。
当ブログのデジタルショップ「ひだまり保育資料室」では、実習生のお手本にもなる「プロの指導案テンプレート」を販売しています。
「実習生に質の高い指導案の『型』をサッと見せたい!」という時にも、ぜひ心強い味方としてご活用ください。

まとめ:「修正」ではなく「気づき」を促す指導案チェックに
指導案チェックの目的は、先生が完璧な文章にリライトしてあげることではありません。
「当日、実習生自身が迷わずに動ける地図になっているか」を確認することです。
上記の3つのポイントを意識して、「ここ、具体的にイメージできてる?」と問いかけるだけで、実習生は自分で正解に気づき、指導案の修正スピードは劇的にアップします。
先生自身の貴重な時間を守るためにも、ポイントを絞った「仕組み化指導」を取り入れてみてくださいね。

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