事務作業をパッと終わらせて、心に『ひだまり』のようなゆとりを。
4月。
泣き止まない子どもたちを必死に抱っこし、夕方にはヘトヘト……。
そんな中でお迎えに来られた保護者の方に「今日はどうでしたか?」と聞かれ、
「えーっと、今日は元気に遊んでいましたよ!」
「……(何だか当たり障りのないことしか言えなかった)」
と、後から反省することはありませんか?
実は、お迎え時の「1分間の立ち話」は、
連絡帳以上に保護者の信頼を勝ち取る大きなチャンスなんです。
今回は、20年の現場経験で私が実践してきた、保護者が「この先生なら安心!」と確信するお迎え時の伝え方をお伝えします。
連絡帳の「ネタ」に1つだけスパイスを加える
連絡帳に書いたことをそのまま読み上げる必要はありません。
「連絡帳にも書きましたが……」と前置きした上で、
文字に書ききれなかった「温度感」をプラスしてみてください。
(例)
「連絡帳に書いた砂場遊びなんですけど、お山が完成した瞬間に『できた!』って私の顔を見てニコッとしてくれたんです。あの顔、本当にお見せしたかったです!」
これだけで、保護者は「先生は文章だけでなく、心でわが子を見てくれている」と感じてくれます。
ネガティブな報告こそ「クッション」を
怪我やトラブル、あるいは一日泣き通しだった場合。
そのまま伝えると保護者の不安を煽ってしまいます。
そんな時は、
【肯定的な事実】+【現状の報告】+【これからの配慮】のサンドイッチ法を。
(例)
「おやつの時は椅子に座ってニコニコだったのですが(肯定)、お外に出ると急にお家を思い出して涙が出てしまいました(現状)。今は特定の保育士の側で安心して過ごせるよう、しっかり寄り添っていきますね(配慮)。」
「去り際の一言」で信頼を定着させる
最後の一言が、保護者の帰宅後の気持ちを決めます。
私がよく使う「魔法の言葉」はこれです。
「お家の人と離れて、今日一日〇〇ちゃん本当によく頑張っていました。お家ではたくさん抱きしめてあげてくださいね。」
子どもだけでなく、「お家の人(保護者)」の頑張りも労う。
これが、ベテラン保育士が大切にしている「家族支援」の第一歩です。
伝え方に自信がない時は「準備」を味方に
お迎え前に一人ひとりの「今日一番のキラキラした瞬間」を1つだけメモしておくだけで、言葉に詰まることはなくなります。
「言葉が出てこない!」という不安は、
実は「心の余裕のなさ」からくるもの。
事務作業を効率化して、心に余裕を作る。
その余裕が、保護者への温かい言葉に変わります。
先日の記事でご紹介した「魔法の文例集100」を活用して、まずは書類の時間をガッツリ削ってください。
そこで生まれた時間を、保護者の方との「心の対話」に使ってみませんか?


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